最優秀賞 ヴァイオリン 阿部幸奈さん(24歳・桐朋学園大学大学院修士課程修了・札幌市出身)
●受賞されたお気持ちをお聞かせください。
結果を聞いた時は、ただただ驚きました。3年前の開催時も参加していましたが入賞できず、今回また挑戦したいという気持ちで参加しましたが、まさか賞をいただけると思っていなかったのでとても驚いています。自分としては、響きのよいホールに助けられて気持ちよく弾くことができたと感じています。一夜明けて、今は素直に嬉しいです。
●留学に向けての現段階でのお考えはありますか?
姉がスイスに住んでいることもあり、行くならヨーロッパに行きたいです。夏休みにドイツのセミナーに行ったことがあるので、スイスかドイツに行って勉強したいと思っています。コロナ禍なので目途は立たないのですが、来年夏頃にセミナーなど研修に行ければと思います。
●今回のコンクールで演奏された曲《B.バルトーク/ヴァイオリン協奏曲第2番 作品112》について、選曲された理由などを教えてください。
今回弾いた曲は2年前に大学の卒業試験で弾いた自分の中で思い入れのある曲で、この曲を花ホールで弾きたいと思っていました。
●今後ハイメスコンクールを受ける方へのアドバイスをお願いします。
広いホールで弾くといつもと違う響き方がして成長の幅が増えると思います。ホールで弾くというのは素晴らしい機会だと思うので挑戦してほしいと思います。
阿部さんには副賞として(株)宝石の玉屋様よりウィーン金貨”ハーモニー”付トロフィーが贈呈されました。