優秀賞 打楽器(マリンバ) 玉菊遥菜さん(21歳・札幌大谷大学芸術学部音楽学科4年・苫小牧市出身)
●受賞されたお気持ちをお聞かせください。
今まで沢山のコンクールに出場してきましたが、初めてこのような栄誉ある賞を頂けて、凄く嬉しかったです。
●今回のコンクールで演奏された曲《J.シュワントナー/ヴェロシティーズ》について、選曲された理由などを教えてください。
私の尊敬している先生が留学中に演奏された曲で、技術的にも表現的にも難しい曲です。休符がないため演奏しきるには体力もいりますし、目まぐるしくかわる拍子や曲調を美しく表現するにはどうしたらいいかと凄く頭を悩ませました。
また、このようなコロナ禍だからこそ、どんな環境下であっても常に自分の技術を磨きたいと思い、挑戦したいという気持ちがありました。
●今後の活動、どのような音楽家になりたいか教えてください。
私は、これまで沢山の方に恵まれて今も音楽を勉強しています。私の音楽を演奏する上での原動力は、愛情をもって指導して下さる恩師や、支えてくれる母への恩返しです。今はまだ勉強中ですが、まだまだ沢山勉強して、いずれは地元の北海道で1人の演奏家としてリサイタルメインでの活動を目指しています。そして、1人でも多くの方に、音楽での癒しを提供できる音楽家を目指しています。
●今後ハイメスコンクールを受ける方へのアドバイスをお願いします。
出演者のレベルも高く、何より音楽家への道を後押しして下さるとても素晴らしいコンクールです。受けるだけでもとても刺激になります。
優秀賞 木管楽器(クラリネット) 眞銅良門さん(22歳、札幌大谷大学芸術学部音楽学科4年、札幌市出身)
●受賞されたお気持ちをお聞かせください。
本番へ向けた準備やモチベーションの持って行き方が不足していたし、満足できる演奏を出来なかったので、優秀賞と聞いて驚きました。
●今回のコンクールで演奏された曲《J.ヴィットマン/幻想曲》について、選曲された理由などを教えてください。
コロナでピアノ伴奏と合わせる機会が少なかったので、1人で向き合える無伴奏の曲を選びました。それから、まだあまり勉強していなかった現代曲に挑戦してみよう思いました。
●今後の活動、どのような音楽家になりたいか教えてください。
楽器についてはまだ勉強不足なので、課題を一つずつクリアしていきたいです。卒業後は、自衛隊の音楽隊を希望しています。音楽を学び、働きながら資金をためて、将来はドイツの学校に留学したいと思います。
●今後ハイメスコンクールを受ける方へのアドバイスをお願いします。
本番を迎えると焦りが出てくるけれど、その焦りが勉強のモチベーションに繋がります。そして、本番に対してどう臨むかが大事だと思います。コンクールや演奏会でも、ただこなすのではなく、聴いてもらえる人の心を考えることが大事だと思います。本番では演奏や控室での時間配分も考えながら行うことも練習になるので、こういった機会ひとつひとつを大事にしてほしいです。
優秀賞 金管楽器(トランペット) 山本千尋さん(26歳、札幌大谷大学芸術学部音楽学科卒業、千歳市出身)
●受賞されたお気持ちをお聞かせください。
課題もたくさん見つかった演奏だったので驚きましたが、大学時代からずっと勉強をしてきた札幌でこのような賞を頂くことができて、大変嬉しく思います。
●今回のコンクールで演奏された曲《A.アルチュニアン/トランペット協奏曲》について、選曲された理由などを教えてください。
アルチュニアンは非常に華やかで技巧的な部分もあり、トランペットならではの表現がたくさん織り込まれている作品です。民族的で叙情的なメロディー部分では、自分なりの表現や気持ちを乗せられたらいいなと思い、この曲を選びました。
●今後の活動、どのような音楽家になりたいか教えてください。
お客様に楽しんでいただける演奏ができる音楽家になれるよう、今後も日々精進していきます。
●今後ハイメスコンクールを受ける方へのアドバイスをお願いします。
若手音楽家を支援してくださるこのような素晴らしいチャンスを逃さずに、思い切ってチャレンジしてほしいと思います。