第1位 三上 絵里香さん
– 受賞された今のお気持ちは?
<三上> 地元である札幌で第1位をいただき、非常に驚いており、またとても嬉しいです。
– これからの抱負をお聞かせください。
<三上> 留学先はハンガリーかドイツを希望しています。音楽で聴衆と一体になれるような演奏家になりたいと思っています。
第1位の三上さんには、宝石の玉屋様から副賞として、“純金ウィーン金貨ハーモニー”(1oz《オンス》)が贈呈されました。また、留学が確定した時点で50万円を贈られます。
第2位 佐野 主聞さん
– 受賞された今のお気持ちは?
<佐野> 自分の演奏に満足できなかったので、入賞したことに申し訳ない気持ちです。
– これからの抱負をお聞かせください。
<佐野> 留学先は、イスラエルを希望しています。まずはピアノを演奏するピアニストとして、そして音楽家として、最終的には社会に影響を与えられるような芸術家を目指します。
第2位 村田 孝樹さん
– 受賞された今のお気持ちは?
<村田> 演奏に納得がいかなかったが、第2位に入賞できて嬉しいです。これを励みに今後も努力します。
– これからの抱負をお聞かせください。
<村田> 留学先は、ドイツを希望しています。音に磨きをかけ、オーケストラのような色彩感のある演奏をすることが、いま一番の目標です。
審査委員長 土田 英介先生(作曲家・ピアニスト・東京音楽大学教授)からの講評
この度の大地震で悲嘆にくれている中、参加者のひたむきでストレートな演奏に励まされました。
楽譜の音を追うだけではなく、そこから音楽を引き出すことに成功していた参加者が多かったです。
横に流れるフレーズ感を大切に、呼吸もしながら弾くことや、演奏を客観的に眺め、自分の表現したいこと対峙することが大切です。
音楽に対して、美術、文学、哲学、風景、色、オーケストラの響きなど、すべての要素を通して、何を伝えたいのかビジョンを持つこと。個を超えて普遍への追求をしてほしいです。